多頭飼いなのに猫砂が落ちていない家への違和感

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15匹の飼い主が語る「命と暮らす」本当の姿

InstagramやYouTubeで、

「多頭飼いなのに部屋がいつも綺麗」

「猫砂がまったく落ちていない」

そんな光景を目にしたことはありませんか。

一見すると理想的な猫との暮らし。

しかし、長く猫と暮らしている人ほど、そこに小さな違和感を覚えるはずです。

本記事では、多頭飼いの現場を知る立場から、**猫と暮らす家の“現実”**について静かに掘り下げていきます。

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猫砂が散らからないのは本当に可能なのか

結論から言えば、自然な飼育環境では極めて難しいです。

猫は排泄後、本能的に砂をかきます。

その際、砂は肉球や被毛に付着し、歩行とともに周囲へ運ばれます。

  • 粒子の細かい猫砂でも付着は避けられない
  • 多頭飼いではトイレの使用頻度が高くなる
  • 動線が増えるほど、散乱の可能性も高まる

これは推測ではなく、猫という生き物の行動特性です。

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SNSで見える「綺麗な部屋」の裏側

猫砂ひとつ落ちていない空間が成立している場合、考えられるのは次のような状況です。

  • 撮影前に徹底的な清掃を行っている
  • 猫の行動範囲を限定している
  • 若く健康で、粗相のない猫のみを迎えている
  • 介護や体調不良の場面を意図的に映していない

これは「嘘」というより、見せていない現実があるということです。

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体調を崩す猫がいるのは「異常」ではない

下痢をする、吐く、トイレを失敗する。

それは飼い主にとって大変なことですが、同時に生きている証でもあります。

老猫や持病のある猫がいれば、

床は汚れ、洗濯物は増え、掃除は終わりません。

それでも一緒に暮らす選択をすることは、

「命の不完全さ」を引き受けるということです。

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映える家と、生きている家の違い

整いすぎた空間は、見ていて美しいかもしれません。

私だってうらやましいなと思います。

毎日何度も掃除をします。

ロボット掃除機も全自動猫トイレも頑張ってくれてます。

しかし、猫にとって安心なのは、失敗しても受け入れられる場所です。

  • 汚れても叱られない
  • 体調が悪くても排除されない
  • 老いても居場所がある

そうした環境は、どうしても生活感が出ます。

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猫と暮らすということ

猫砂が散らばるのは、

誰かが今日もトイレを使い、歩き、呼吸している証です。

完璧な部屋よりも、

完璧でなくても続いていく日常の方が、ずっと価値がある。

多頭飼いの現実は決して楽ではありません。

それでも、命と向き合い続ける選択は、静かに誇っていいものです。

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まとめ

  • 多頭飼いで猫砂が散らからない家は現実的ではない
  • SNSは「切り取られた一面」である
  • 汚れや失敗は、猫が生きている証
  • 本当の飼育は、見えない部分にこそある

猫と暮らすということは、

綺麗さよりも継続と受容を選ぶことなのかもしれません。

トイレをきれいにしたよって言ったそばからもう1分以内にトイレ入ってうんちしてたりとか。

新しいブランケットにしたよって言ったら何故かその上で急いで食べたご飯を嘔吐したり。

一緒に住むと、事件が絶えません。

私はインスタ映えみたいな家に憧れて今日も掃除をします。