私は猫を15匹飼っています。
猫を飼う前は、野良猫を見かけても「あ!野良猫だ!」くらいにしか思えませんでした。体調が悪いのか、どんな性格なのか、全く見分けがつかなかったのです。
しかし、多頭飼いを続けるうちに、野良猫の様子を見ただけで様々なことが瞬時にわかるようになりました。
野良猫の体調や行動が一目でわかるようになった理由
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後ろ足を引きずっている猫がいる
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毛並みの状態が悪い子がいる
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やせている猫がいる
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他の猫と似ている子を見分けられる
- この子は触れない子だわ
こうした変化や特徴を見逃さなくなったのは、日常的に15匹の猫の健康管理や行動観察をしているからです。
猫の専門知識が増えると「野良猫を見かける喜び」が「心配」に変わることもある
何も知らなければ、野良猫を見かけると「かわいいな」とだけ思うかもしれません。
でも、私のように猫の生態や健康状態を学び、観察力が高まるとこう考えるようになります。
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「あの猫は痩せているけど、十分に食べられているのか?」
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「あの子は体を擦り付けているけど、発情期のサインかもしれない。妊娠してしまうのでは?」
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「あの猫の毛並みがボサボサで、何か病気や栄養不足があるかもしれない」
こうした心配事が増えることで、野良猫を見かけることが以前よりも精神的に負担になることもあります。
猫を飼うことで得られる知識と心配の両面を理解しよう
猫を飼うことで得られる豊富な知識と鋭い観察眼は、野良猫の福祉や健康に気づくことにつながります。
しかし、その一方で、猫の苦しみや困難を目の当たりにする機会も増え、心が痛むことも少なくありません。
まとめ:猫を多頭飼いしてわかった「猫のことを知る」ということの意味
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猫を多く飼うと野良猫の健康状態や行動パターンが瞬時にわかるようになる
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観察力が上がると、野良猫を見かける喜びだけでなく心配も増える
外で幸せに暮らせている猫ならいいのですが、体調が悪そうな子を見かけると心が痛む時があります。「全部は助けられないな」といつも思います。