それは愛情と本能の自然な表れ
動物が好きな方なら、一度は経験があるのではないかな。
犬の頭の、ほんのり香ばしい匂い。
猫の背中の、お日様のようなぬくもりを感じる匂い。
言葉にしづらいけれど、なぜか惹かれてしまう。
それは決して変わった行動ではなく、とても自然な反応なのです。
「幸せホルモン」が分泌されている
愛する動物の匂いを嗅ぐことで、脳内ではオキシトシンと呼ばれるホルモンが分泌されます。
これは安心感や幸福感をもたらす物質で、ストレスを和らげる働きがあります。
「落ち着く」「ほっとする」と感じるのは、身体が正直に反応している証拠。
近年では、こうした行動を“匂いによる安心行動”として捉える考え方もあります。
無意識の健康チェック
匂いを確かめる行為には、体調の変化を察知しようとする本能も関係しています。
特に猫は体臭が少ないため、普段と違う匂いがするとすぐに気づきやすい。
「今日もいつも通りね」と確認する行為は、深い愛情の表れとも言えるでしょう。
安心感の確認
「そばにいる」「変わらずここにいる」
そうした事実を、匂いを通して確かめているのかもしれません。
匂いは、視覚や言葉よりも強く記憶と結びつきます。
だからこそ、愛しい存在の匂いは心を穏やかにしてくれるのです。
この記事を書こうと思ったきっかけについて
この文章を書こうと思ったきっかけは、Instagramでよく目にする
「限界独身社畜」というアカウントを運営されている手豆さんの動画でした。
手豆さんは、日常の疲れや緊張を和らげるように、
猫の背中の匂いを嗅ぐ様子を、飾らずそのまま動画にされています。
それを見たとき、
「これ、私と同じだな」
と、ふと感じたのです。
誰かに教わったわけでもなく、
特別な理由があるわけでもない。
ただ、落ち着きたいときに、
自然と猫の背中に顔をうずめてしまう。
それが自分だけの行動ではなく、
同じように感じ、同じように行動している人がいると知ったことで、
「これは変な癖ではなく、
多くの人が無意識にやっている、ごく自然な行為なのかもしれない」
そう思えるようになりました。
凄いことになってる、、、、 https://t.co/LljhuMKw50
— 限界独身社畜手豆 (@kintorefudousan) November 30, 2024
