私の近所にある喫茶店の地主さんは、広い土地で家庭菜園を楽しんでいます。ある日、その方からこんな質問をされました。
「保護している猫たちは、たまに外に出しているの?」
私は「うちの猫は完全室内飼いで、外には出さないんですよ」と答えました。うちの猫たちは2階のベランダで日向ぼっこはできますが、外の世界には出ません。
すると地主さんが笑いながら話してくれたのが、「最近、うちの家庭菜園に猫のウンチがなくなったんだよね。野良猫も見なくなった」とのこと。どうやら私が近所の猫を保護し、室内飼いにしていることで、地域の野良猫数が減り、結果的に庭の猫の粗相問題が改善した、という笑い話のような現象が起きているようです。
猫の完全室内飼いが地域の猫問題に与える影響とは?
この話は非現実的に思えますが、実は猫の完全室内飼いは地域の猫トラブルを減らす上で非常に有効です。
外に出さないことで猫の繁殖や野良猫化を防ぎ、地域の野良猫数が抑制される効果があります。結果として、家庭菜園や庭の猫のトイレ被害も減少するのです。
野良猫問題は地域ぐるみで取り組む必要がある
一人の飼い主が室内飼いを徹底するだけで、地域全体に影響を与えるのは簡単ではありませんが、こうした取り組みの積み重ねが野良猫問題の改善につながります。
野良猫への適切な保護・譲渡や地域の理解が重要です。
まとめ
完全室内飼いは、猫と人間の双方にとって安全で安心な飼育方法です。
また、野良猫の減少は地域のトイレ被害などの問題軽減にもつながります。
地域全体で猫の問題に取り組む姿勢が、猫と人が共に暮らしやすい環境づくりには欠かせません。
私の近所の喫茶店の地主さんの話は、猫好きとしてホッとする小さな成功例です。これからも、地域で猫と人がうまく共存できる環境を目指していきたいですね。
ただ、私自身も「外に出してあげたいな」と思うことがあります。
猫を外に出さないことを「人間のエゴ」と考える方もいれば、外に出さない方が良いという意見もあります。
また、もし外に出て帰ってこなかったら…と心配になることもあります。
そうした様々な考えを、私はいつも周囲の人たちから聞いて学んでいます。
猫の飼育環境は住んでいる場所によって大きく変わると思います。
例えば、森の中など自然豊かな場所なら放し飼いも選択肢としてありかもしれません。
しかし、私の住む地域は交通量が多く、ノミやマダニの問題もあり、実際に怪我をして保護した猫もいるため、慎重に室内飼いを続けています。
現在は、ベランダで日向ぼっこができる環境を用意し、猫たちのストレスを軽減できるよう配慮しています。
猫の安全と快適さを第一に考えつつ、地域の猫問題にも配慮した飼育スタイルをこれからも模索していきたいと思います。