野良猫を15匹迎えられた理由|一番大きかったのは「近くに信頼できる獣医師がいたこと」

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野良猫を保護して15匹と暮らしていると言うと、

「すごいですね」「大変じゃないですか」と言われることがよくあります。

けれど、正直に言えば、

私ひとりの力でできたことではありません。

一番大きな要因は、

近所に“野良猫でも必ず診る”と言ってくれる動物病院があったことだと思っています。

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「野良猫でも必ず診ます」と言ってくれた獣医師

その動物病院の院長先生は、最初にこう言いました。

「野良猫であっても、どんな形であっても、連れてきたら必ず診察します」

この一言がなければ、

私はここまで多くの猫を保護することはできなかったと思います。

ネットを見ていると、

「野良猫お断り」と明記している動物病院もあるようです。

それを責める気持ちは、私にはありません。

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野良猫を断る獣医師の気持ちも理解できる

野良猫は、

•どんなウイルスを持っているか分からない

•どんな感染症が潜んでいるか分からない

•その子が院内で、ほかの飼い猫に影響を与える可能性がある

そうしたリスクを考えれば、

慎重になる獣医師の判断も、理解できるのです。

野良猫は、決して清潔な環境で生きているわけではありません。

汚れた水を飲み、十分とは言えない食べ物で命をつないでいます。

だからこそ、診る側の負担が大きいことも、分かります。

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それでも「診る」と決めてくれた病院があった

私が通っている動物病院は、獣医師が二人体制です。

そして、私が野良猫ばかり連れて行くものですから、

•避妊・去勢手術を費用面で配慮してくれたり

•矯正手術をできる限り負担の少ない形で考えてくれたり

そうした対応をしてくださいました。

今は物価も上がっているので、

治療費は当時より高くなっているかもしれません。

それでも、あの頃の支えがあったから、今があります。

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無償でTNRを行う姿を見て思ったこと

その病院では、近所で生まれた子猫に対して、

•無償で避妊・去勢手術を行い

•耳にカットを入れて地域猫として管理する

そんな取り組みもされていました。

誰に頼まれたわけでもなく、

ただ「命が増えすぎないように」という思いで。

それを見て、私ははっきりと感じました。

私は、獣医師に恵まれていたのだと。

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猫を守れるかどうかは「人との縁」で決まることもある

猫を救うのに必要なのは、

気合いや根性だけではありません。

•近くに信頼できる獣医師がいるか

•相談できる場所があるか

•命を診る覚悟を持った専門家がそばにいるか

その環境があるかどうかで、

救える命の数は、現実に変わります。

私が15匹の猫と暮らせているのは、

「良い獣医師に出会えたから」

それが一番の理由だと思っています。

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まとめ

•野良猫を保護できた最大の理由は、近所に信頼できる動物病院があったこと

•野良猫を断る獣医師の判断も、リスクを考えれば理解できる

•それでも「診る」と決めてくれる獣医師の存在は、命を左右する

•猫を守れるかどうかは、人との縁と環境に大きく左右される

猫の命をつなぐのは、

一人の優しさではなく、

支えてくれる専門家の存在なのだと思います。

おそらくこの動物病院がなかったり、

遠すぎたりしていたら、

私は猫の多頭飼育はしてなかったと思います。

 

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