東京大学・赤川教授が語る「猫の魅力」と人間との深い絆

多頭飼育の実践知識
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1.猫の7つの魅力とは?

東京大学大学院・人文社会系研究科の赤川教授は、「猫社会学」を提唱し、猫と人間の関係を多角的に研究しています。2021年からは「なぜ猫はかわいいのか」という素朴な疑問を起点に、猫の魅力を7つに分類しました。

  1. こびないのに甘えるツンデレ

  2. 優しく、おとなしい性格

  3. 心が通うという想像力

  4. 飼いやすさ

  5. 完璧な造形と豊かな表情

  6. 紹鴎にささげる無償愛

  7. 幸せに暮らす様子

これらの魅力が、人間の心を惹きつける理由だと教授は分析しています。


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2.猫を巡る現実の課題と社会の声

赤川教授は、猫に関するインタビュー調査も行い、「一人暮らしの人が飼っている猫は飼い主がいなくなったらどうなるか」「近所の庭で猫がトイレをしていないか心配」「猫を飼いたいけど飼えない人が多い」など、多様な意見を集めました。

調査をグループ化すると、以下の7つの課題が浮かび上がります。

  • 叶わぬ希望

  • 殺処分問題

  • 被害者の立場

  • 生態系への影響

  • 近所トラブル

  • 政治と広報の課題

  • ペット意識の多様性

特に「天然記念物の鳥を猫が食べてしまうから殺処分すべき」という意見が多いことも教授は驚きをもって語っています。


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3.教授の猫との深い絆と人生観

赤川教授は東京大学大学院時代に「にゃんこ先生」というキジトラ猫を16年間飼っていました。にゃんこ先生の死は教授に深刻なペットロスをもたらし、立ち直るのに5年かかったそうです。

現在は3匹の猫と暮らしており、なかでも8年間一緒にいる猫は「抱っこはできないけれど、近くには寄ってきてくれる」という絶妙な距離感が特徴的です。

教授は「生きていられるのも猫のおかげ。猫は人生の糧であり、生きる目的」と話し、猫の存在が自身の精神的支柱となっていることを語っています。


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まとめ

東京大学の赤川教授による猫社会学の研究は、猫の魅力だけでなく、人間と猫の関係が抱える課題や希望、そして深い絆を浮き彫りにします。野良猫の保護や共生を考える上で、非常に示唆に富んだ内容と言えるでしょう。