猫と暮らしていると、ふとした時に気づくことがあります。
オス猫の生殖器周辺に、白くてふわふわした毛がついている。
しかもその毛は、
- 見た目はまだ付いている
- 触るとスッと抜ける
- 猫は痛がらない
このような状態です。
実はこれは、猫では珍しくない現象です。特に高齢猫でよく見られます。
この記事では、その理由をわかりやすく解説します。
猫の毛は二重構造になっている
猫の毛には大きく2種類あります。
① オーバーコート(上毛)
色がついている硬めの毛
② アンダーコート(下毛)
白くて柔らかい綿毛のような毛
猫の体を触った時に抜ける、白くてふわふわした毛の正体はアンダーコートです。
キジトラなどの猫でも、下毛は白いことが多く、見た目と違う色の毛が抜けることがあります。
なぜ陰部周辺に毛が残るのか
推測ですが、理由は主に次の3つです。
高齢になると毛づくろいが減る
猫は年齢を重ねると
- 体が硬くなる
- 舌の力が弱くなる
- 毛づくろいの回数が減る
そのため、本来なら舐めて落とす毛が体に残ることがあります。
特に舐めにくい場所が
- お腹
- 内もも
- 陰部周辺
です。
抜ける準備ができた毛が残っている
換毛期の毛は
- 軽く引くと抜ける
- でも自然に落ちないこともある
このような状態になります。
触ると「ボソッ」と簡単に抜ける毛は、すでに寿命が終わった毛です。
毛が絡みやすい場所
陰部周辺は
- 毛が柔らかい
- 毛が密集している
- 少し皮脂がある
ため、抜け毛が引っかかりやすい場所です。
時間とともに取れるだろうと思い、そのままにしてても結構その毛は抜けずにずっとついてたりします。
抜いてあげても大丈夫?
軽く触って自然に抜ける毛なら問題ないことが多いです。
猫が痛がらず、スッと抜ける毛は
すでに抜ける準備ができている毛だからです。
ただし次の場合は触らない方がよいでしょう。
- 皮膚が赤い
- かさぶたがある
- 猫が嫌がる
- 強く引っ張らないと抜けない
この場合は皮膚トラブルの可能性もあります。
こんな症状がある場合は動物病院へ
次の症状がある場合は注意が必要です。
- 陰部周辺をしきりに舐める
- 皮膚が赤い
- かゆがる
- 脱毛している
この場合は皮膚炎の可能性があります。
まとめ
猫の陰部周辺についている白いふわふわの毛は、
アンダーコート(下毛)が抜けきらず残っている可能性が高い
と考えられます。
特に
- 高齢猫
- 毛づくろいが減った猫
ではよく見られる現象です。
軽く触ってスッと抜ける毛なら問題ないことが多く、
日常のブラッシングと同じようなケアと考えてよいでしょう。
