野良猫を家の中で飼う!先住猫との仲良くさせ方!これが私の方法です

ジャン二君です 猫の豆知識
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強面・喧嘩も強く・よく威嚇するのに皆に慕われているキジ猫のお話

この子の名前はジャン二君、通称ジャンジャン、もしくはジャン君と呼んでいます。

この子を見かけると、ジャジャジャジャーンのとベートーヴェンの運命を口ずさみながら私は呼びます。

この子は呼ぶとちゃんと私の元に来ます。

 

この子は、私が最初に会った時からこんな感じで大きい子でした。

成猫でした。

小さい頃の彼は一切知りませんが、仲良く一緒に過ごしています。

頭をいつも私に擦りつけに来ます。

強面の顔をしていますが甘えん坊です。

 

ただし、好き嫌いが激しいです

というより、嫌いなものもが多いです。

 

犬ぐらい忠実な元野良猫のお話を今日はします。

元は野良猫でした。

私とジャンニ君の出会い

この子と出会ったのが一昨年のことです。

私が外の猫で捕まえようとしていた子がいました。

その捕まえる手順を踏んでいる時に突如としてこの子は現れました。

この子を察知した目の前にいた猫たちが蜘蛛の子を散らして逃げて行ったんです。

えっ!?何なの?キジ猫?
今まで見たことがなかったけど…

私はこの子のことをその時に初めてみました。

最初の印象はガオガオ言いながら来るし、皆が逃げたのでこの子はケンカに強い子だと確信しました。

 

ひとまず、この子がこのままだとゴジラが街中を歩くぐらい危険なので捕獲することにしました。

この子はあっさり捕まったんですけども、これがもうすごかったんです。

猫が怖がる猫を捕まえる!

何がすごいかというと威嚇が普通の威嚇ではなかったんですね

私はそれまでに何十匹とひとまず捕まえてはいたんですね。

威嚇しない子もいたし、威嚇をしてくる子もいたしで威嚇されるのは慣れていたんです。

 

この子の威嚇はケージの中に入っていても、私が身動き取れなくなるぐらい吠えるんですね。

カッ!!

という前足をダンダンしながらする怒り方がありますけど、これが半端なかったです。

 

よく格闘系のマンガで技を飛ばすときに文字で表現していたりするじゃないか。

まさにアレです。

「カッ」の文字が私に私に突き刺さる。

気功に近いものを感じました。

この猫、怖いぞ!

ひとまず、動物病院へ連れていく!

事前に動物病院へ連絡をする。

オス猫を捕まえたんですけど、去勢の予約をお願いします。
予防接種とウイルス検査と…あとは、すごく暴れると思います。

と、伝えておきました。

午前中に病院へ連れていく。

 

病院での処置が終わり、迎えに行きました。

そうすると動物病院の先生が、

この子はすごい筋肉ですね

とおっしゃいました。

 

そりゃあ、ケンカが強い子なので並みの筋力をしていません。

 

ケンカが強い子は声だけ大きくて勝つというわけではありません。

やはり、噛みついたりひっかいたり、本当に殺し合う感じで戦うので並みの筋力はしていません。

触ったら分かりますけど、体が硬いです。

筋肉の塊です。

「そんな怖い子なら人に慣れたりしないんでしょ?」えっ!?すぐに慣れたの?何で?

術後は絶食します!

病院から帰っていつもの3段ケージに入れました。

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まだ怖いくらい威嚇しています。

 

ひとまず、今日は手術をしたので絶食です。

全身麻酔をかけているのでご飯やお水をあげません。

喉に食べ物とかが詰まったりしてはいけないので。

 

おやすみなさい。

次の日からはご飯とお菓子をあげる!

次の日からは普通にご飯をあげます。

私が近づくと唸り声をあげながらご飯を食べます。

 

そして、お菓子もあげます。

あれっ?お菓子をあげる度に優しい感じになっていく。
この子はお菓子に釣られやすい子なのかも…

まさに、その通りだったのです!

この子はお菓子に釣られて「この人間はお菓子をくれるから許す!」と思ったのでしょう。

その時にあげていたお菓子はちゅ~るです。

 

ケージにちゅ~るを入れる前から、彼はお菓子を察知してお菓子を置く位置で待っています。

そんなに近くにいたら怖いんですけど…

私がケージの中へ手を入れて入れ物を置くと

シャ~~~~

と一応怒るんですよね。

 

でも、ひとまず性格が柔らかくなったような気がしました。

下手な動きを私がしなければ大丈夫だろうと思っていました。

下手な動きをした場合は…

 

そういう感じで数日経つと、私の姿を見ると喉をゴロゴロ言わせるようになりました。

ちょっと怖いけどケージから出してみてもいいかな?

甘え方の感じが良かったので出してみようという判断に至りました。

 

ということで、ケージから出すことにしました。

捕獲してまだ1週間しか経っていませんが、私は出してみようと思いました。

この時のジャンニ君の行動で困った事!

この子は本当に頭の良い猫だと思いました。

でも、なんだか非常に困った事がありました

それは…

 

私はいつも3段ケージの一番上にブランケットをひいてそこで寝てくれたらいいな~と思ってひいています。

2段目は食事をする場所、一番下はトイレをするところと私が勝手に決めています。

何か不都合があれば変更しますけど、今まで捕まえてきた子たちはそれで問題ありませんでした。

ちゃんとそのように使ってくれています。

 

このジャン二君はちゃんとそのように使ってくれてはいました。

ただ、本当にひとつだけ困った事があります。

 

一番上にあるはずのブランケットをトイレの中に入れる!

 

 

私が見ていないところで、引きずって1番上にあるはずのブランケットをトイレの中に入れるんですね。

本人はそれを気にせずトイレをするんです。

 

布地の上でトイレをしたいのかな?

 

と思っていたんですけど、見ていたらどうも違うんです。

布が苦手みたい?

ということに気付いたんですね。

しばらく経ってからですけど、布の上に寝れないというのを理解しました。

布を避けてるんですね。

 

猫は紙切れ一枚の上でものりたがるのに布地を嫌う猫がいるとは…

私の憶測ですけど、昔、布地で誰かに虐められたのかな?と思いました。

今となっては布地の心地よさに気付いたのかブランケットの上で寝れるようになっています。

私の猫のジャンニ君

この時はトイレの中にブランケットを入れるので汚れて大変でした。

本人がブランケットを嫌がったので、結局ブランケットはケージ内へ入れないことにしました。

捕獲して1週間後、6畳の部屋で放してみる!

6畳の部屋の扉を閉めて、いざ、出陣させる!

 

この子は「恐れる」という事がないので、ケージの扉を開けたらさっさと出てきました。

普通の猫だと、怖くてなかなか出てこない子もいるんですね。

興味津々で出てくる子もいますけど、そういう子は結構家の生活に慣れた子です。

この子は1週間で、ケージからさっさと出てくる強者です。

ケージから出てくる時も貫禄があり、堂々と出てきます。

下を見ながら、俯きながら出てくるような仕草は一切しません。

むしろ私の方がケージからさっさと出てくるジャン君を怖がっていましたけど…

1室に私とこの子だけでした。

この子は一直線に私の場所に寄ってきて、足にすぐスリスリしたんですね。

喉をゴロゴロ言わせながら。

 

なので、私はすぐになで返してみました。

その時、やっと気付いたんですね。

毛で覆われているのに体がガサガサしている?ノミダニ?

最初の時に投薬しているし、カサブタ?ケンカ傷?

無数のケンカ傷が毛の下に隠れていたんですね。

どこをなでてもカサブタまみれでした。

1週間のうちでケージ内で黒いゴミはあったんですけど、あんなに傷まみれだっとは思いもよりませんでした。

見た目は普通の猫の出で立ちですが、毛の下は普通じゃなかったですね。

 

なでるのを止めて手を離すと、くるっと振り返って

シャ~~~~~

と怒るんですよね。

 

これが私は未だにどういう行為なのだろうと分からないでいます。

(今は98%の割合でしなくなっていますが、する時もたまにあります)

抱き上げれるようになり(抱き上げれるのも早かったですよ)、抱き上げて、そして抱き上げ終えてフロアに置くと

シャ~~~~~~~

と怒るんですね。

 

最初は「なで続けろ!」とか「抱き上げたままにしとけ!」なのかな?と思いました。

だけど、何だか微妙にニュアンスが違うように思えます。

上手くお伝え出来ませんが。

 

今は、本当に自由自在に抱っこし、迷惑そうな抱き方をしてもこの子は大人しくしています。

変な態勢でも全然怒らないでされるがままですね。

 

とにかく、当初来たばかりのジャンニ君は傷だらけだったんです。

カサブタだらけです。

その日から私はこの子にブラシで、毛を梳いてやるというより、カサブタを取るために毛を梳いていました。

これは1カ月経っても梳くとカサブタがまだまだ取れ続けました。

そういう傷まみれの子でした。

 

最初触ったときに筋肉がすごいというのも分かりました。

体が硬かったですから。

私のその時に飼っていた猫とは比べほどにならないほど硬かったです。

 

6畳の部屋から全部の部屋へ!

私が出勤するときにはケージに入れるようにしていた!

私が出勤する時は、ケージの中に入れたかったので最初はお菓子で釣って入れ、慣れてきたら抱き上げて入れていました。

それで出勤していました。

 

6畳の部屋は正確にどれくらい続いたかは忘れてしまいました。

おそらく、2~3週間程度だと思います。

この時、既に彼はケージの中に入るのは嫌だったみたいです。

でも、私が抱き上げてケージに入れようとしても全力で威嚇しながら嫌がるという事はしませんでした。

振り返って、シャ~と威嚇はされましたけど。

 

私の意見もちゃんと聞いてくれる賢い猫でした。

そういう子なので私はそろそろみんなと合わせてもいいのではないのかな、と思い始めました。

家の中デビューした日!

この子の歩きはのそのそ、堂々と歩きます。

走って逃げたりはしません。

コソコソ動くことは一切ありません。

 

私の母と最初に会わせた時のこと。

 

普通の猫なら知らない人間がいたら距離を置くんですね。

たーーーーーーっと逃げるんですね。

 

この子の場合は違います。

私のところへ最初に来てなでてくれと言い、真横にいる母のことは全然気にしてない感じでした。

少ししてからゆっくり見上げ観察する。

母になでてもらおうとは思っていない感じ、ただ観察をして見ていました。

私の母の方が怖がっていました。

そういう雰囲気の子です。

 

さてさて、その子が家の中デビュー!

この日の私はジャン二君の横に張り付いています。

何かあったら怖いので…

 

6畳の扉を開けると何の恐れも持たず部屋の外へ出て、ゆっくりと階段をのそのそ下り1階へ。

ケージの中で過ごしていて、下の階の方がにぎやかに気付いていたんでしょうね。

気になるところから見に行ったみたいです。

私はその1m後ろを歩きながら付いていきました。

ジャンニ君は後ろを歩いている私を全く気にせず…

 

(のそのそではありますが)一目散に猫が多く集まるリビングへ突入しました。

リビングの猫たちは殺気立ちます。

「あの怖いヤツが来たぞ」という感じですね。

 

案の定、ジャンニ君は私に見せてくれた喉をゴロゴロいわせる表情とは一変し、他の子を追いかけるという行為はしないのですが、1匹1匹の前に立ち

シャー シャー シャー シャー シャー

と威嚇の挨拶をしていました。

部屋の中も観察をしていました。

 

今日はこれでももういいかなと思い6畳の部屋へジャンニ君を引き上げさせて

ジャン二君、どうだった?

と聞いていました。

 

そんな感じでだんだんと6畳の部屋から出し始めて、最終的に6畳の部屋の扉は開放しました。

いつでも好きな部屋へ行かせるようにしました。

 

ただし、6畳の部屋の扉を解放した後も、私が出勤したりして目を離すときは6畳の部屋に戻しました。

ケンカしたりすると、他の子がおそらく無傷では済まないので。

 

ジャン二君がリビングで過ごすようになり、自分の位置を見つけてそこで寝るようになりました。

リビングにも慣れ、他の猫にも事も慣れ始めたら、もう6畳の部屋に戻すのは止めました。

おやつの時間もみんなと一緒に仲良く並んでおやつを待つようになりました。

 

それからというもの、この子は他の子と喧嘩になっても、自分から手をあげるという事は一切しなくなりました。

最初に手をあげるのは相手の方、目をつぶって避ける感じの猫になりました。

少しは手をあげたりしますが、力の入っていない手のあげ方です。

絶対に飛びかかったりはしません。

 

ただ、昔の名残で威嚇の声は他の子よりも年季が入った感じです。

まあ、今ではそれを聞くのも稀ですけど。

この子は愛想を振り撒いていないのに他の猫に何故か好かれる?

この子は何故かは分からないんですけど、私が新たに捕まえてきた猫に好かれることが多いです。

 

ケージ越しに私にシャーシャー威嚇する野良猫。

私の後ろからジャン二君が現れると豹変!

喉をゴロゴロ言わせケージに身体をスリスリ。

私と何が違うの???

私はジャン二君を抱き上げて、ケージの3段目にいる子に近づけると最高潮のスリスリゴロゴロをするんです。

ジャン二君の知り合いなの???

ジャン二君はというと、

 

最高潮の威嚇をその子に見せつけます!

 

ぜんっぜんっ、知り合いじゃないみたいね…

 

ジャン二君の怖い威嚇をみても、まったく臆することなくスリスリゴロゴロ言い続けています。

 

何度かジャンニ君を持ち上げて(エサにして?)ジャンニ君と仲がいいのをアピールすると、なぜかその子も私に対して態度が柔和になります。

 

あの方とお知り合いなんですか!

 

という感じで私のことを見てくるようになります。

ケージから出すと、ジャンニ君に何としてでも近づこうとしてジャンニ君のそばに駆け寄ります。

そして、喜んでお腹を見せ始めます、ゴロゴロ言いながら。

ジャン二君は迷惑そうに威嚇をし続けます。

 

ある時なんかはジャン二君は私のそばに来ると逆にお腹を見せるんです。

そのチャンスを新参者の猫は見逃すまいとジャン二君にの真横に近づき、そこで一緒にお腹を出してゴロゴロ転がります。

その横にいたジャンニ君は邪魔されたと思い、迷惑そうにまた威嚇。

それでも喜んで新参者は傍にいます。

 

私は本当にジャンニ君は何者なんだろうと思いながら過ごしています。

外の世界で猫の王様をしていたのかもしれません。

皆に慕われていたのでしょう。

まとめ

ジャン二君は家の中デビューをした時はこのような感じでした。

みんなと顔合わせをする時は少しドキドキしました、私が。

 

完全に駄目そうなら引き上げさせるつもりでしたが、うまくいきました。

シャーシャー皆に言っている時は、少し手で払いながら、顔が合わないようにさせてました。

ペーパードライバーの講習をしている感じで微調整を加えていました。

 

私の家はいつも大体こんな感じで他の猫たちと慣れさせています。

猫の性格もそれぞれ違います。

ジャン二君のように怖がらない子もいれば、怖がる子もいます。

他の子と仲良くなりたがったりする子、仲良くしたくない子もいます。

 

一番気を付けているのは、最初の猫同士のコンタクトの時に本気のケンカにならないように気を付けています。

早いなと感じたら会わせるのを止めて、そろそろ良いなと感じたら会わせてみる。

 

去勢手術をしてない、なおかつ発情期の時期だと猫同士を会わせるとケンカになります。

家の中で飼うなら去勢手術をした方がいいと思います。

 

私は特別な技術など一切なく、行き当たりばったり。

利用できるものは利用し、利用できないものはさっさとやめて次を探す。

猫を利用して仲良くできそうであればその猫を利用する。

 

このようにしていつも飼っています。

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