猫が魚をくわえている姿は、アニメや童謡などでよく見るイメージですよね。しかし、「猫は魚が好き」というのは日本人の思い込みかもしれません。実際には猫が食べてはいけない魚も存在し、注意が必要です。ここでは猫に与えると危険な魚介類について詳しく解説します。
猫が食べてはいけない魚介類とは?
1. 青魚(アジ、イワシ、サンマ、サバ、ブリなど)
-
青魚には不飽和脂肪酸が豊富で、この脂肪酸の分解時にビタミンEを大量に消費します。
-
ビタミンEが不足すると「黄色脂肪症(イエローファット)」という病気を引き起こす可能性があります。
-
青魚は避け、ビタミンEを補える良質なキャットフードを与えることが重要です。
2. 貝類(タコ、イカ、カニ、エビ、ハマグリなどの生食)
-
生の貝類にはチアミナーゼという酵素が含まれ、ビタミンB1を分解してしまいます。
-
ビタミンB1が欠乏することを防ぐため、貝類は避けるのがベストです。
3. アワビ・サザエ
-
アワビやサザエの肝にはクロロフィルが含まれており、猫に与えると「光線過敏症」になるリスクがあります。
-
そもそもアワビやサザエは猫にはもったいない…という気もしますね。
4. アニサキスを含む生魚
-
人間でも苦しむ寄生虫アニサキスは、猫にも影響があります。
-
生魚は避け、十分加熱したものを与えるようにしましょう。
5. 魚の骨
-
猫は魚の骨をうまく食べられると思いがちですが、実は喉に刺さる危険性があります。
-
与える場合はしっかり骨を取ってからが安心です。
まとめ:猫に魚介類をあげる際の注意点
基本的に猫には魚介類を与えない方が安全です。特に青魚や生食の貝類などは注意が必要。また、人間と同じように猫も気を付けるべき食品が多いのには驚かされますね。
猫の健康を守るためには、適切なキャットフードを選ぶことが一番の近道です。手間はかかりますが、大切な家族の健康のために日々気をつけてあげたいですね!