野良猫を保護し、家の中で飼う際には、ケージから出すタイミングが重要です。私はこれまでに14匹の野良猫を保護してきましたが、性格や様子を観察しながら、1週間から1カ月ほどでケージから家の中へ出しています。その際のステップや注意点を詳しく解説します。
猫の性格によってタイミングは変わる
猫をケージから出すタイミングは、性格や行動によります:
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人懐っこい猫:「ゴロゴロ」と鳴いている猫の場合はトイレトレーニングを兼ねて1週間ほどでケージを卒業。
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警戒心の強い猫:シャーシャー威嚇する猫は1カ月程度かけて慣らします。
私の飼っている野良猫たちはみんなトイレを覚えており、ケージから出しても家の中で飛びかかるようなことはありません。ただ、部屋の隅でじっとしているなど警戒心が強い子もいます。
ケージから出すための2つの方法
私のケージの出し方は主に以下の2通りです:
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ケージ→家の中自由:直接家の中で放す方法。以前はよくやっていましたが、最近は慎重に段階を踏むようにしています。
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ケージ→一室に1匹→家の中自由:6畳程度の部屋を1匹だけで使わせる方法。部屋で動き回りながら慣れてもらうようにしています。
このように段階を踏むことで、特に先住猫がいる家庭では新入り猫との対面がスムーズになります。最初の印象が重要なので、暴れている猫を見せないよう配慮が必要です。
警戒心の強い猫の対応
警戒心が強い猫の場合、以下の手順で進めると効果的です:
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一室に慣らす:ケージから一室へ移動し、部屋全体で動ける環境を作ります。
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行動を観察:隅で耳を伏せる子やシャーシャー威嚇する子はまだケージから出さない方が安全です。興奮すると家具にぶつかることがあるので、落ち着いてから出します。
例えば、最初の半月は警戒していた猫でも、1カ月後には落ち着いて家の中に馴染むことがあります。
ケージに戻る猫 vs.戻らない猫
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ケージに戻る猫:自分から戻ってくれるので扱いが楽です。扉を開けてそっと外に出る時間を徐々に増やして慣らしていきます。
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ケージに戻らない猫:好奇心が強い子は家の中を歩き回ります。フードやおやつでケージに誘導することで落ち着かせることができます。
いずれの場合も、飼い主が安心して観察できる環境が大切です。
まとめ:フリーの日にケージから出すのがベスト
猫を初めてケージから出す日は、次の日が休みの日を選ぶと良いでしょう。猫の反応や行動はそれぞれ異なるため、1日中観察できる時間を確保するのがポイントです。
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噛まれる心配はほぼない:向こうが人間を怖がっているため、飛びかかることもありません。
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家の中が荒れる心配も少ない:猫は居心地の良い場所を見つけるとじっとしていることが多いです。
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先住猫との相性は慎重に調整:最初はケージ越しに顔合わせをし、時間をかけて馴染ませます。
こうしたステップを踏むことで、猫も飼い主も安心して生活ができるようになります!