これは私の家のタインタインちゃんの実体験です。野良猫時代のタインタインちゃんはオス同士のケンカで首に大きな傷を負い、その治療に約4カ月を要しました。当時はまさかここまで回復するとは思わず、不安の日々を過ごしましたが、今では白い毛も生え揃い、傷跡が見えないほどになっています。
オス猫同士のケンカがもたらす傷の特徴
ケンカの傷は最初は小さいものですが、放置されると徐々に拡がっていきます。タインタインちゃんも首に直径10センチにもなる生傷を抱えたまま、半年間外で生活していました。タイミング良く保護することができ、本当に幸運でした。
病院での治療内容
保護後はすぐに動物病院へ連れて行き、以下の対応をしました:
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去勢手術と歯の検診
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首の傷の診察
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ウイルス検査と3種ワクチン接種
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抗生物質(10~14日分)を処方
首の傷については縫合などの治療は行わず、抗生物質を使用しながら栄養のある食事と良い環境で回復を待つことに。
首の傷の回復プロセス
最初は傷口から体液が滲み出し、その独特な臭いに悩まされる日々でした。体液が出なくなるまでに約1カ月を要し、その後ピンク色の新しい皮膚が形成され始め、完全に覆われるまで4カ月かかりました。さらに白い毛が生えて傷跡が目立たなくなるまでにはもっと時間がかかりました。
野良猫のケガについての注意点
もし野良猫で首の傷が拡がっている子を見かけた場合、そのままでは治癒が難しいと思います。
家の中で安全に過ごさせ、栄養豊富な食事と抗生物質を与えられる環境を整えなければ命の危険があるでしょう。
まとめ:ケガをした猫に必要なケアとは
タインタインちゃんのように首に傷を負った猫の場合:
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抗生物質の投与
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栄養たっぷりの食事
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安全で快適な環境
これらを揃えることでようやく回復が見込めます。野良猫がケガをしている場合、保護するタイミングや適切なケアがその命を守る鍵となります。